1.ポジションチェンジ:相手の立場・観点で感じてみる。
相手はどんなタイプか相手の特徴・性質をイメージしてなりきると、相手の気持ちがわかってくる、自分がその相手に対してどう関わればその相手にとっていいかがわかる。
2.ラポール(信頼関係)を築く方法:相手の心理状態を言葉以外のサインで察する「キャリブレーション」
姿勢、動き(皮膚の色、目の動き、まばたき、視線、筋肉の緊張)、呼吸の速さや深さ表情声のトーン声のテンポの変化を観察する。
3.相手の動作や姿勢に合わせて警戒心を解くミラーリング
気持ちが通じ合うと、人は相手と似たしぐさや姿勢をとるようになる。意識的に動作や姿勢を相手に合わせても警戒心を取り除くことができる。例:相手に表情に自分の表情を合わせる。同じタイミングでお茶を飲む。腕を組む、足を組むなど動作を合わせる。座り方、手の置き方など、姿勢を合わせる。
4.相手の話し方や感情に合わせて好感をもってもらうペーシング
これが合わないと無意識のレベルで異質、合わないと判断されてしまう。1表情、姿勢、手足の位置 2動作、手足の動き 3呼吸 4声の調子 5言葉の中身、感情 6感覚。
5.相手の話を効果的に復唱するバックトラッキング
相手の言葉を繰り返すと、繰り返した箇所が力を持つ。話し手は繰り返された自分の言葉に「そうそう!」といったように納得していく。
6.相手の優位感覚(視覚ー聴覚ー身体感覚)に訴えるように伝えよう。
自分とは違う感覚が強い人にただ話しても伝わらなかったりする。例:視覚派の人に擬音語擬態語で伝える。「その山はドーンって感じで力強い感じだったよ」(身体感覚的)→「その山は茶色くてごつごつしていたよ。」
7.曖昧な言葉や間接的な言葉を使おう。
聞き手がその意味を自分の内面に当てはめて解釈することができ、自分にとって最適な方向を選びとることができる。
命令的/断定的に言われると、内容的に了解だとしても、無意識に抵抗してしまう。時に心を閉ざして、信頼を失ってしまうこともある。例:「勉強しなさい。」→「夕飯の前は宿題する時間があるね。」「僕は勉強早く終わらせたことでこんないいことあったよ。」
8.物語を活用しよう。
ただ言葉で伝えられても実感がわかない。物語を通して伝えると、イメージしやすく実感がわきやすい。命令的にならないという効果もあって、受け取りやすい。例:誠実にいきなさい→誠実に生きてよい結果になった人の物語。
9.相手のタイプに合わせてコミュニケーションしよう。
主体性 主体・行動型ー反映・分析型
方向性 目的志向型ー問題回避型
判断基準 内的基準型ー外的基準型
選択理由 オプション型:価値基準ープロセス型:経緯変化
相違対応 同一性重視型ー進展重視型ー相違重視型ー進展・相違重視型
スコープ 詳細型ー全体型
関係性 内向型ー外向型ストレス
反応 感情型ーチョイス型ー冷静型
連携 個人型ー近接型ーチーム型
システム 人間重視型ー物質・タスク重視型
ルール 自分型ー無関心型ー迎合型ー寛容型
知覚チャンネル 視覚型ー聴覚型ー読解型ー体感覚型
納得モード 回数重視型ー直感重視型ー疑心型ー期間重視型
10.要求を伝える場合は、その下にある感情・欲求・価値を具体的に伝え合うことが大切。「何をする」だけではなく「なぜする」を伝える。
対立が生まれるきっかけとなる、ずれとストレスを予防しよう:ちゃんと伝わっていないと、相手からは自分の期待とずれた反応や行動が帰ってきて、ストレスになり、つい責めてしまったりする。
例:「勉強してほしい。」→「私はお前が勉強しないから不安だ(感情)。私はお前に苦労させずに安心して生きていってほしい。だから勉強してほしいんだ。」
11.相手がどのように理解したのかの確認をしよう。
対立が生まれるきっかけとなる、ずれとストレスを予防しよう:大抵の人はわからないことをそのままに流してしまいがち。「今の話はどう受け取りましたか?」「どれくらい理解できたか、5段階でいうとどれくらい?」「5じゃないのだとしたら、どのへんがわからなかった?」
活用事例1:価値観や感じ方の異なる人との人間関係を良くするには?
相手のタイプやルール、感覚を意識して話す。ポジションチェンジを活用して相手の気持ちを感じる。わからないなら、わかるまで聞いて確認していく。
活用事例2:目的型の人が回避型の人にやりたいことをやらせてもらうには?
回避型の人に、いろいろアイデアややりたいことを伝えても、その問題点ばかりを指摘される。そういう時は、問題にフォーカスして避けるための対応策を述べた上で、何を目指したいのかを伝える。
活用事例3:つい相手を批判してしまう対立型の人はどう周りと接すればいいか。
批判ばかりをしていると誰も話してくれなくなる。自分の意見の周囲に対する影響をよく見ること、時には素直に賛成することが大切。
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kuri
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