自分の考えや気持ちを伝える時に注意したいこと
一般化すると常識の押しつけのように受け手が感じることがあります。
相手を主語にすると決めつけになってしまいます。
例:「あのときああしたのが常識的におかしい」
「あなたは間違っている」
こうすると、受け手を否定したような感じになります。全否定している感じになります。
受け手は否定されたと感じて、黙り込むか、反論してくるでしょう。
ここで「おかしい」か「間違っている」かどうかは、あなたの主観、あなたのものさしで裁いているだけでしかないのです。
それぞれがそう考えたり、そう行動したりした理由や背景があります。
それを観ずに、聞かずに、自分のものさしだけで否定してしまうと、相手と近づいていくことにはなりません。相手の意見を受け入れなくてもいいですが、まずは聞き合い、わかろうとする時間があれば、より調和的にコミュニケーションができると僕は考えます。
なので、こちらが話し手に何か言葉を伝える時も、まずは、相手が何を問題としているのか、どうしてそういう言動や行動をしているのか、ちゃんとわかって、どんな言葉を伝えたらいいかがわかるまで、話し手の思いを丁寧に、着実に受け止めていきます。
その上でどう伝えたらいいか?
「私はこう思う」 自分を主語にしたIメッセージで伝えます。
相手がどうかは他者には決められませんが、私が思ったこと、感じたことは、否定できない事実だからです。
「私はあなたのあの時の行動はおかしいと思う。」
これだけでも少し、受け手が感じる否定感はやわらいできます。全否定ではなくなります。
ではどうしたらiメッセージで伝えられるようになるか?
自分で自分の声=メッセージを聞くことが大切です。
本当に自分の思いや気持ちがわからないせいで、「愛しているならこうすべきだ」とか、「親に対してそんなことはするものではない」とか、「それはしてはいけない決まりになっている」とか、そういった主語不在の言い方で無理矢理相手や自分を縛ろうとして、暴力的コミュニケーションが生まれたりしています。
自分の考えや気持ちを自分で聞いてあげること、
自分の考えや気持ちを伝える時に、Iメッセージを伝えること、意識してみてくださいね。
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kuri
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