親子の協力関係を築く方法:助けるとはどういうことか?
みなさん、こんにちわ!
人をいきいき元気に、未来を輝かす、そのためにできることをすべてしていく、くりです!
子供の話をちゃんと聞けるようになると、
やる気や自信が出てきて、
勉強をするようになったり、
夢や目標に向かって動けるようになったりします。
親は子供の力になりたいとは奥底では思っていることが多いです。
子供の立場では、自分の力で何かができることが嬉しかったりします。
子供が求めている以上の助けを親が与えようとしてしまっていたりする ということが問題になってきます。
子供が助けを欲しているところと、親が助けを与えようするところが、一致していないんですね。
先日、家庭教師・家庭コーチの現場で、お父さんお母さんとお話する時に、
「子供のしたいことと親の助けたいことが一致して、子供は助けてほしい時にそれをちゃんと伝えて、親は与えたい/助けたいという気持ちを子供にちゃんと役立ててもらえる、お互いが幸せに協力し合えるようにしたい」
という想いを伝えさせてもらいました。
子供のしたいことと親の助けたいことがずれてしまう問題を解決するためには、
何を求めているのかをちゃんと聞くこと
が大切です。
人と助けるとはどういうことか?
以前、エドガー・H・シャイン 著、『人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則』を読みながら気付いたことがあります。
それは、
1.相手のためにと言いながら、自分は相手が本当に求めていることがわかっていなかったこと
2.相手がやろうとしていないこと、解決する準備ができていないことに対して、一生懸命助けようとしていたこと
3.自分が助けたいように助けていたけれど、相手のためにはなっていなかったこと
でした。
衝撃でした。
相手がやる準備ができていない時の周りからの助けはプレッシャーになって、逆に相手を苦しめていた、ということにも気付きました。
では、なぜこうしたことになってしまうのか?
どうしたらこのようなことが起こらないようにできるか?
この本で言う「支援」とは、「押し付け」の支援ではなく、
相手の自律を目的とし、相手が何を必要としているかを質問によって導き出し、
一緒に答えを考えていく、
というものでした。
事例としてよく覚えているのは、著者と娘さんの話。
娘さんが勉強を教えてと言うので、著者は教えたんですが、 娘さんは不機嫌のまま、 著者としても教えてやってるのにそんな態度を取られるのであまり心地よくはない、
実は娘さんは勉強を教えてほしいわけではなくて、ただお父さんと一緒にいたかったということでした。
このように、人は、本当の望みを要求として伝えられなかったりしています。
表面的に表れる要求にだけ応えていても、本当に相手を助けられているかはわからない
ということですね。
親子の協力関係を築く、子供のためになる支援体制をつくる、お手伝いをさせてもらえたら嬉しいです!
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